ペットと災害時に備える(猫:キャットフードなど)
3.11以降、人間だけで無く、ペットに対する防災意識も高くなり、ペットを受け入れてくれる避難所も増えました。
しかし、ペットに対する避難所での生活は基本的に犬を基準にしたものが多く、猫に対しては様々な制約が掛けられます。
これらの制約から非常用持ち出し袋の中身を決める際に混乱して準備が出来ないことが多いです。
そこで、今回は非常用持ち出し袋に最低限入れる物を紹介します。
まず、一番大切なのが食糧と水です。
用意する量としては物資が届くまでの期間として最低3日分は用意してください。
お勧めのキャットフードの種類は簡単に開けられてゴミも少ないのでレトルトタイプか缶ジュースと同じプルトップ型の缶詰をお勧めします。
また、食事を食べ易くする為にフードボウルがあると便利です。
ラップ等を巻いて使うと洗う回数が減らせて水問題でもめることが減ります。
あと、水を与える際は硬水だと猫が尿路結石症になる可能性があるので出来れば軟水をお勧めします。
次に、用意する物は猫の持病がある時や怪我をした時の為に薬や消毒液等の医療品を用意します。
動物病院や保護団体の連絡先のメモも入れておくと万が一の時に便利です。
その次に用意しておきたいのはガムテープやタオル等です。
用意する理由は災害時には予測不可能な事態が起こるのでガムテープ等があると物が壊れた時の修繕等様々なことに利用することが出来ます。
最後になりますが、これだけ見ると人間と大して変わらないことが分かります。
しかし、避難所には人間用のトイレはあっても猫用のトイレはありません。
ですから、猫用の折りたたみトイレもありますので可能な限り、トイレは用意するようにしましょう。
また、避難所では狭いところで集団飼育をすることが多く、猫がストレスを感じてしまいますし、自分の猫を示すものが無いと混乱が避けられません。
それを避けるために普段からケージ飼育を定期的に行って慣れさせたり、首輪やハーネス、リードを付けましょう。
可能であればマイクロチップ付きの首輪や迷子札を付けると猫の身分証明が出来るのでお勧めです。